年報について
本研究所では、研究成果を学内外に広く公開するため、年に一度「年報」を刊行しております。既刊分の総目次は以下の通りです。
総目次
創刊号(2011年3月)
秋山 虔 飽く世あるまじき
高田 信敬 紫林間歩抄(其壱)――伝下冷泉持為筆 夕顔・紅葉賀・賢木
今野 鈴代 源氏物語点景――「雀の子を、犬君が逃がしつる」
第2号(2012年3月)
岩佐美代子 貴重書展の思い出
高田 信敬 表紙ウラの『源氏物語』
――江戸時代前期写升形本(薄雲・篝火・鈴虫・竹河・手習)
今野 鈴代 源氏物語点景――「をちかた人にもの申す」(夕顔巻)
第3号(2014年3月)
中野 幸一 古筆切の宝庫
高田 信敬 紫林間歩抄(其参)――篠屋宗礀が誂えた『源氏物語』
今野 鈴代 源氏物語点景―葵巻――「出でばえを見ざらましかば」
第4号(2018年3月)
永井 和子 『源氏物語』と「猿蟹合戦」
高田 信敬 紫林間歩抄(其肆)――源氏物語提要抄出
今野 鈴代 源氏物語点景――明石巻「十三日の月のはなやかに」
第5号(2019年3月)
金 文京 “私説”中国文学と『源氏物語』
小池 富雄 桜燕蒔絵源氏箪笥の修復完成と展示
田口 暢之 仏の御迦陵頻伽の声――『源氏物語』紅葉賀巻再読
海野亜理沙 源氏物語研究所購入貴重書要目 平成三十年度
第6号(2020年3月)
表野 和江 『源氏物語』関連漢籍のデジタル資料検索に関する覚書
――『白氏文集』を例に
加藤 弓枝 八尾勘兵衛版『源氏物語』小考―無刊記本に刊記が付される時
海野亜理沙 源氏物語研究所購入貴重書要目 2019年度
第7号(2021年3月)
遠藤佳那子 富士谷成章と『源氏物語』についての覚書
神林 尚子 げにも女の宿世ほど
――『偐紫田舎源氏』にみる「帚木」・「空蝉」巻の翻案
海野亜理沙・河田 翔子 源氏物語研究所購入貴重書要目 2020年度
第8号(2022年3月)
久保木秀夫 『源氏物語』大島本「関屋」奥書に関する試論
中川 博夫 「向かひの山」の歌
河田 翔子 源氏物語研究所購入貴重書要目 2021年度
第9号(2023年3月)
伊倉 史人 古活字版「源氏物語〔紹巴〕抄」の刊年
――慈性が天海に贈った古活字版――
田口 暢之 藤原定家の「かはれただ」詠
源氏物語研究所購入貴重書要目 2022年度
第10号(2024年3月)
山本 まり子 平安時代の仮名について
――『源氏物語』の頃の書を中心に――
田口 暢之 与謝野晶子「源氏物語礼讃」四首
――葵・須磨・蛍・御法巻の歌――
源氏物語研究所購入貴重書要目 2023年度